話題の映画の多くは続編が製作されますが、キャストの変更が入ってしまうことが多いですよね?
前作公開の5年、10年後にも関わらず、続編ストーリーが、1年後、あるいは1年未満などの設定で、役者の年齢がミスマッチしてしまうことがあり、致し方ないことです。
しかし、今日、ご紹介したい『男と女 人生最良の日々』は、メインキャスト全員が、前作と同じで、かつ、50年後の今を撮った作品となっていて、前作ファンにとっては、非常に嬉しい形となっています。
今日は、映画『男と女人生最良の日々』ストーリーと結末ネタバレというタイトルでお届けしたいと思います。
映画『男と女人生最良の日々』ストーリー

(C)2019 Les Films 13 – Davis Films – France 2 Cinema
アンヌとジャンの再会
とある海辺の近くにある施設で、女性看護師と老人達が楽しそうに「頭の体操」をしている。
そんな老人の中に虚ろな目をして物思いにふけるかのような老紳士、ジャン=ルイ。
昨日の記憶すらあやふやな彼は、看護師に話すのはいつも、昔一番に愛した女性のことばかり。
病が進んでいるせいなのかと、父のことを心配した息子アントワーヌは、ジャンの昔の想い人であるアンヌを探し始める。
そして、アントワーヌはアンヌの店を見つけ出し、彼女にジョンと会ってくれないかと懇願する。
施設に足を運んだアンヌは、草原のような広場の椅子に座り、ぼんやりとしているジャンに、
「お隣に座ってもいいかしら?」
アンヌだと気づかないジャンは自分の身の上話や昔の想い人の話、アンヌへの質問などたくさんの会話がなされる。
ジャンの逃亡願望
自分がアンヌであることを気づかないジャンが、約50年もの月日が流れてもなお、自分のことを想っていることに心が揺らぐ。
ジャンは、髪をかき上げる癖が彼女に似ていると言ったり、息子の話をした数分後にアンヌが息子のことを尋ねると、自分には息子なんていないなどと、チグハグな会話が続く。
そんなジャンは、
「明日ここから逃亡しようと思うんだけど一緒に来ない?」
とアンヌを誘う。
しかし、アンヌは自分の店があるから無理と断ってしまう。
ジャンの逃亡物語
次の日、二人はアンヌの運転する車に乗り、ドライブに来ていた。
アンヌの運転が遅すぎて警察官に怒られてしまう。
今度は、元カーレーサーであるジャンが運転を始め、ぐんぐん加速する。
スピードは時速100kmをゆうに超えるスピード!!
のはずが、警察官にスピード違反で車を止められるも、警察官が計測したスピードは時速93km。
それに憤慨するジャン。
それを見ていたアンヌは銃を握り・・・最後はギャング映画を思わせるも、実は、ジャンの夢物語で、目覚めるとそこには、アンヌの姿が。
今君の夢を見ていたよと言うジャンを優しい笑顔で受け入れるアンヌだった。
二人の思い出のホテルへ
アンヌはジャンを連れ出し、思い出の地、ノルマンディーへ車を走らせる。
途中、牧場の近くでランチを取っていた。
アンヌを心の専門医だと勘違い?してしまったり、何故自分は外にいるのか、など相変わらず、チグハグ発言をするジャンを優しく見つめるアンヌ。
二人が出会い心を通わせたホテルへ向かうも、満室だと言われてしまうが、そこをなんとかと頼み込んで、二人が泊まったことのある部屋へ通してもらう。
懐かしむジャンとアンヌは過去の思い出を思い出す。
映画『男と女人生最良の日々』結末ネタバレ!

(C)2019 Les Films 13 – Davis Films – France 2 Cinema
二人の車はやがて思い出の浜辺にたどり着く。
そこは、ジャンとアンヌ、ジャンの息子アントワーヌとアンヌの娘フランソワーズと四人で楽しく走り回った場所。
アンヌは記念にセルフィーを撮りましょうとジャンとスマホでセルフィを撮り始める。
50年経過して時代は変わっても、どこか、恋人のような雰囲気を思わせる二人。
ジャンは昨日のことは覚えていないものの、アンヌとの思い出は鮮明に思い出し口にするようになり、それを見て喜ぶアンヌ。
そして、二人の車はまた新しい目的地に向かって走っていく。
映画『男と女人生最良の日々』ストーリーまとめ
映画『男と女人生最良の日々』ストーリーと結末ネタバレをお届けしてきましたがいかがでしたか?
ふたりの蜜月のような時間は、時々、ジャンの妄想のようなところがありましたが、現実だったのか、彼の妄想なのか、区別がつきにくいラストとなっています。
甘い雰囲気の余韻が、この映画を見終わっても続きますし、50年後の二人の再開した時間が早送りではなく濃密に描かれている作品でした。
前作未鑑賞でも楽しめますので、ぜひ、ご覧になってください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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