「オズの魔法使」で知られるハリウッド黄金期のミュージカル女優ジュディ・ガーランドが47歳の若さで生涯を閉じました。
『ジュディ 虹の彼方に』は、そんな彼女が亡くなる前に半年前に行ったロンドン公演の日々について描いた作品です。
劇中歌も全て、レニー・ゼルウィガーが歌い上げており、その歌声も魅力的な作品となっています。
今日は、『ジュディ 虹の彼方に』のあらすじやストーリー、結末ネタバレをお届けします。
映画『ジュディ 虹の彼方に』のあらすじ

(C)Pathe Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019
1968年、かつてミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに君臨していたジュディ・ガーランドは、度重なる遅刻や無断欠勤により映画出演のオファーが途絶え、巡業ショーで生計を立てる日々を送っていた。
住む家もなく借金も膨らむばかりの彼女の元に、ロンドン公演の話が舞い込んできた。
幼い娘や息子との幸せな生活のため、起死回生をかけてロンドン公演へと旅立つのだが・・・。
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映画『ジュディ 虹の彼方に』のストーリーネタバレ

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映画『ジュディ 虹の彼方に』のストーリーをまとめました。
ジュディの現在
1968年、かつてミュージカル映画の大スターとしてハリウッドに君臨していたジュディは、度重なる遅刻や無断欠勤により映画出演のオファーが途絶え、巡業ショーで生計を立てる日々を送っていた。
ショーが終わり、娘と息子を連れて連泊していたホテルへ戻るも、料金滞納により宿泊を拒否されてしまう。
住む家もなく、宿泊するホテルも見つけられず、行くあてのないジュディは元夫のシドの家を訪ねる。
娘、息子を泊めることを許可するも、ジュディは出て行けと言い、追い出してしまう。
ミッキーとの出会い
泊まる場所もないジュディはL.Aの夜な夜なやっているホームパーティに参加する。
そこでニューヨークでバーの経営をしているミッキー・ディーンズと出会う。
意気投合した二人は、その夜を楽しく過ごすのだった。
ロンドンに行く決意
借金もあり、いよいよ首が回らなくなってきた彼女の元に、ロンドン公演の話が舞い込んできた。
子供たちと離れ離れにならなければならないことに難色を示していたが、子供達と一緒に住むためだとロンドン行きを決意する。
シドの元を訪れ、ローナとジョーイに必ず戻ってくるからと別れを告げる。
ロンドンでは大人気のジュディ
ロンドンを訪れたジュディはアメリカでは考えられないほどの待遇を受ける。
用意された部屋は一人では広すぎるほどのスイートルーム。
ロンドン公演中のジュディの身の回りの世話をしてくれるロザリンと対面する。
そんな彼女からは、みっちり詰め込まれたロンドン公演のスケジュールを渡される。
リハーサル?
翌日、ロンドン公演を行うステージの下見とリハーサルに行ったジュディとロザリン。
ピアノも用意され、リハーサルできる状態だったが、湿度が高いなどと言い訳をして、一度を歌わず会場を後にしてしまう。
不安そうな顔をするロザリン・・・。

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ロンドン公演初日
ショーが始まっているのに楽屋にジュディがいない。
会場も探し回るも、彼女の姿が全くない。
業を煮やしたロザリンは、ジュディが宿泊するホテルへ向かい、彼女の部屋へ。
体調が良くないと言うジュディを簡易検査させるも問題がなかったため、衣装を着せて、メイクを施し、会場へと連れて行く。
無理よというジュディの背中を押し、ステージの上に立たせた。
最初は戸惑っていたジュディも、口を開き、美声と圧倒的なパフォーマンスを披露し、会場は歓声で包まれることとなった。
ミッキーとの再会
不眠症のジュディがやっと眠りにつけた朝、ホテルの部屋のドアを激しくノックする音が聞こえる。
やっと眠りにつけたところなのにと憤慨してドアを開けると、頼んだ記憶もない、ルームサービスが。
頼んでない!と怒るジュディに対し、ホテルマンが、「この中に男性が入っています」と告げる。
ルームサービスのワゴンから、なんと、ミッキーが現れたのだ。
ロンドンへ来てジュディの元へ直行したと言う彼は、これからの宿泊先も決めていないとのこと。
それを聞いたジュディは自分の部屋に宿泊するよう提案する。
失態を犯してしまうジュディ
メディアで大評判となったジュディのショーには、次々と観客が集まるようになる。
順風満帆のように見えていたロンドン公演も、彼女の不眠症による影響や、子供と離れて暮らしていることへのストレス、舞台に立つプレッシャーにより、精神的に追い詰められてしまう。
お酒を頼るようになっていたジュディは、酔っ払った状態で、遅刻した挙句、舞台で暴言を吐いてしまう・・・。
ミッキーとの再婚
ミッキーはジュディが子供達と暮らすために、ロンドン公演を頑張っている彼女のために、ジュディ・ガーランド劇場を作るビジネスを考えていた。
そんな、自分に献身してくれるミッキーに惹かれていったジュディは、ミッキーにプロポーズをする。
ロンドンの教会で華々しく結婚式を挙げ、幸せな時間を過ごしていた。
上手くいかないビジネス
ミッキーはビジネスの提案のためロンドンを離れたが、提案は見事に失敗。
ジュディが犯した失態について、先方の耳へと届いてしまっていたからだった。
舞台に立つことに限界を感じていたジュディは、そのことを知り深く落ち込み、ミッキーを責めてしまう。
怒ったミッキーはグラスを投げつけ、ホテルを後にしてしまう・・・。
映画『ジュディ 虹の彼方に』の結末ネタバレ

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失態が響き、ロンドン公演の契約が切られてしまったジュディ。
ロザリン主催のささやかな送別会が開かれた。
最後に観客として、ステージのパフォーマンスが見たいと言うジュディの願いを聞き入れ、ロザリンは会場に招き入れていた。
ステージ袖から会場を見ていたジュディは、もう一度歌いたいと交渉し、最後の舞台に上がった。
そこで、彼女は「Over the Rainbow」を披露するが、途中から歌えなくなってしまう・・・。
ジュディの歌声に胸を打たれた観客が、また一人、また一人と「Over the Rainbow」を口ずさみ、次第に会場いっぱいにその歌声が溢れるようになった。
映画『ジュディ 虹の彼方に』のストーリーまとめ
映画『ジュディ 虹の彼方に』のあらすじやストーリー、結末のネタバレをお届けしましたがいかがでしたか?
最後は、滞在先のロンドンで、睡眠薬の過剰摂取にてバスルームで亡くなったそうです。
47歳と言う短い生涯を閉じた彼女は、子供達のために生き、どんなに辛くても、嫌でも舞台に立ち続けました。
そんな彼女の生き方に感動する人がいるのではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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