ジュディ・ガーランドの実話を元にした『ジュディ 虹の彼方に』は、ゴールデングローブ賞、アカデミー賞と共に主演女優賞を受賞しています。
レネー・ゼルウィガーが魅せるジュディの生き様に賞賛の声が上がっているのは間違いありませんが、実際、面白い映画なのでしょうか?
私が観てきた感想としては、ジュディ・ガーランドという人間を好きになったと同時に、幸せな最後を送って欲しかったなと思ってしまう映画でした。
今日は、『ジュディ 虹の彼方に』の感想と考察、口コミ、観客動員数と興行収入をまとめました。
『ジュディ 虹の彼方に』の口コミは?

(C)Pathe Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019
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『ジュディ 虹の彼方に』感想

(C)Pathe Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019
『ジュディ 虹の彼方に』の感想をまとめました。
レネー・ゼルウィガーの歌声が素敵
ジュディの歌声には及ばないかもしれませんが、レネーの歌声は本当に力強く、聴く人にパワーを与えてくれる、そんな歌声でした。
劇中歌、全曲、レネーが披露しており、その歌声を聴くためだけに観てもいい映画だと思います。
ゲイカップルがいい仕事をしている
途中、ジュディの大ファンのゲイのカップルが登場します。
過去のジュディの公演を、同性愛が理由で拘束され、観に行くことができなかったと語る彼等。
今でこそ、だいぶ認知されてきたLGBTですが、当時はまだまだ異端者扱いであり、ジュディは数少ない良き理科者であったことが描かれています。
生きづらい彼等にとってジュディは希望の星だったんだなと感じました。
そして、そんな彼等が最後めちゃくちゃいい仕事をしていて、すごく、心温まりました。
実際の話かは定かではありませんが、ジュディがLGBTの象徴であったことを伝えるエピソードとしてうまくまとまっていたと思いました。
ジュディ・ガーランドを好きになれる映画
全体を通して、ジュディ・ガーランドという人間を好きになれる映画だったと思います。
私が生まれるよりも前に亡くなった方なので、どれだけ人気だったのかは存じていません。
精神的に病んでるし、酒癖も悪い彼女ですが、子供のために生き続け、嫌でも舞台に立てば最高のパフォーマンスを見せてくれるジュディのことがすごく好きになりました。
ジュディ・ガーランドという人間を知らない人にも観てもらいたい映画だと思います。
『ジュディ 虹の彼方に』考察

(C)Pathe Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019
『ジュディ 虹の彼方に』の考察まとめました。
子供達への愛
ロンドン公演もステージに立つ直前までは嫌がっていたジュディも、苦しみながらもステージに立ち続けます。
それは、娘や息子を大切に思っているから、一緒に幸せに暮らしたいから、その願いこそが彼女の原動力であったことは間違いありません。
その点が十分伝わるストーリー構成でした。
もし、ジュディに子供がいなければ、もう少し長くパフォーマーとして生きてこられたのでしょうか?
むしろ、もっと短い生涯になったかもしれません。
ジュディの最後
ロンドン公演の半年後の1969年6月22日に睡眠薬の大量摂取により47歳の若さで亡くなったとされています。
映画の中では、彼女の最後は描かれていません。
最後に、電話でローナにシドの元で暮らすことを望んでいるのであれば、そうしなさいと告げます。
ローナやジョーイのために、ロンドンへ来てお金を稼ごうと画策していた彼女にとって、その目的を見失ってしまったことは間違いなかったと思います。
体調が優れず、精神的にも弱っていたジュディにとって、生きるための希望であり、目的であった娘達との関係を失ったことで生きる気力がなくなったのでは無いでしょうか?
自殺かどうか真偽は不明ですが、ジュディにとって「生きたい」と思うことができない状態であった可能性は大いにありそうです。
どんな形であれ、最後は幸せになって欲しかったと映画を観終わった後、悲しい気持ちになりました。
『ジュディ 虹の彼方に』観客動員数と興行収入
『ジュディ 虹の彼方に』の観客動員数と興行収入の情報現時点ではありません。
全米の興行収入は3767万ドル程となっています。
『ジュディ 虹の彼方に』感想と考察まとめ
『ジュディ 虹の彼方に』の感想と考察、口コミをまとめてきましたがいかがでしたか?
映画のストーリーでは、しあわせになりました。めでたしめでたし。となることが多く、この映画でもどこか、そうであってほしいと思いました。
しかし、現実は不幸に追い討ちをかけるようなことばかりなんだと感じさせられる映画でした。
幸せな最後を迎えて欲しかったですね。。。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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