映画『影裏』ストーリーと結末ネタバレ!タイトルの意味は?

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映画『影裏』は、海南島国際映画祭でワールドプレミア上映されただけでなく、松田翔太さんにいたっては、最優秀杯優勝も受賞するなど、国際的にも注目度の高い作品となっています。

大友監督の原点である本格的なヒューマンドラマに新しい要素がプラスされた最高傑作とも言われています。

映画『影裏』のストーリーや結末のネタバレ、さらにタイトルの意味について考えてみました。

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映画『影裏』のストーリー

影裏

(C)2020「影裏」製作委員会

会社から帰ろうと車を出した今野を、同僚の西山が飛び出して呼び止められる。

話がしたいという西山とカフェへ行き、そこで、彼女の口から日浅が行方不明になっていること、もしかしたら亡くなっているかもしれないと話を始めたー。

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日浅との出会い

遡ること1年半前。

今野は会社の転勤で、単身岩手へ移り住んだ。友人もいない。

心を許せるのは埼玉から一緒に来たジャスミンの鉢だけ。

慣れない土地で仕事をこなす今野の前に、日浅は現れた。

同い年であることをきっかけに、会社で日浅と顔見知りになる。

ある夜、日浅が今野の家に酒を持って訪ねてきた。

二人は、夜な夜なお酒を飲み、さらには、日浅の趣味である釣りにも出かけるようになり、青春の一ページのような日々を過ごす

今野は次第に日浅に心を許していく・・・。

日浅との突然の別れ

しかし、翌年の冬、日浅は今野にも理由を告げず突然会社を辞めてしまう

携帯電話を持たない日浅とは連絡も取れない状況。

今野は急な別れにショックを隠せないでいた。

日浅との再会

その年の夏、今野の部屋にふらっとまた日浅が訪ねてきた。

スーツ姿で髪も整え、身なりが整った日浅は、就職したと一枚の名刺を手渡した。

互助会の訪問営業をしている日浅は、営業成績でトップを取った話や営業先で顧客から感謝の言葉を言ってもらえるなど、楽しそうに仕事の話を今野に聞かせた。

その日以降、失った半年は嘘のように、以前と同じような楽しい時間がすぎていった。

心地よい時間と共に、今野は日浅への思いを募らせていった。

ある夜、いつも通り日浅が持参したお酒を飲み、うとうとしていたところ、部屋に蛇が現れた。

日浅が蛇を追い払うと、今野は急に自分の思いを爆発させ、日浅を押し倒してしまう。

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日浅と過ごす最後の日

ある日、日浅が夜釣りに行こうと今野を誘ってきた。

仕事帰り、待ち合わせ場所で合流した二人。

日浅は、車の停め方や、今野の帽子にケチをつけ始め、だんだん空気が悪くなり始める。

さらに、二人きりだと思っていた夜釣りに、日浅の顧客まで合流する始末。

「知った気になるなよ。お前が見ているのは、ほんの一瞬、光が当たったところだけだってこと。

人を見る時はな、その裏側、影の一番濃い所を見るんだよ。」

日浅の態度の急変に戸惑った今野は、朝まで飲もうと言う彼の誘いを断り帰宅してしまう。

その日以降、日浅と顔をあわせることはなかった。

日浅の影の一番濃いところ

同僚の西山との時間に戻った。

彼女の話によると、日浅は営業ノルマ達成のために、西山やその家族に互助会に入るよう度々お願いをしていた。

さらに、日浅は彼女からお金も借りていた。

東日本大震災により、経済的に厳しくなった西山は、日浅からお金を返してもらおうと職場に電話するも、日浅が行方不明になったこと、さらには、津波があった沿岸部にいて亡くなった可能性があることを知る。

その話を聞いた今野は、翌日以降、行方不明者のリストに日浅の名前がないか懸命に探し始める。

ようやく、岩手で一緒に住んでいる父親の元へたどり着く。

「捜索願を出してください」

今野は彼の父親に告げるも、

「親子の縁は切った。捜索願は出さない。」

と一刀両断されてしまう。

父親が言うには、日浅は大学に通うため4年間東京にいたが、卒業証書は偽造されていたもので、仕送りを彼に騙し取られたと言う。

また、卒業証書が偽造であることで脅迫され、さらにお金を取られてしまったと続けた。

結局、日浅の捜索願は出してもらえなかった上に、

「あいつは生きている」

と根拠のない言葉で片付けられてしまう。

その後、日浅の兄にも会ってみるが、父親と同じように「あんな奴、どこでも生きていける」と言う言葉を返されるだけだった。

日浅は生きているのか?

なんの手がかりも得られず、途方に暮れかかっていた今野は、自宅の郵便受けに、日浅に頼まれ申し込んでいた互助会から郵便が届いていたことに気づいた。

その中には、以前送ったプラン変更の案内に関する記述があった。

何かを思い出したように棚からありとあらゆる書類を引っ張り出し、以前送られてきていた互助会の案内の封を開けた。

同封されていた申込書に、日浅の名前が彼の直筆で残されていた。

それを目にした今野は大粒の涙を流し泣きじゃくった。

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映画『影裏』の結末ネタバレ

影裏

(C)2020「影裏」製作委員会

今野は、かつて、日浅と一緒に来た山奥にある自分のお気に入りの釣りスポットに来ていた。

魚が釣れるのを待つ間、ふと、樹々の隙間に日浅の姿を見つける。

無言で立つ日浅を見つめる今野。

「だーれだ」

目隠しをして驚かす清人の姿があった。

もう一度、樹々の隙間に目を向けてもそこに日浅の姿はなかった。

映画『影裏』のタイトルの意味

影裏

(C)2020「影裏」製作委員会

映画の途中に出てくる「人を見る時はな、その裏側、影の一番濃い所」、つまり、人の影の一番濃い所が影裏と言うことになります。

日浅と言う人間の影の濃い所があぶり出されたわけですが、父親や兄を騙し、同僚を騙し、友人も騙し続ける彼の目的は結局わからないままです。

ただ、嘘を一つ付くと、その嘘を隠すためにさらに嘘を重ねると言うことがあるように、本当のことを言い出せないまま生きてしまっているのが、日浅という人間なのかもしれません。

映画『影裏』のストーリーまとめ

映画『影裏』のストーリーや結末のネタバレ、さらにタイトルの意味について考えてきましたがいかがでしたか?

アクション映画のような派手さはない作品ですが、人間の光と影を映し出し、観た者に強いメッセージを残すような作品だったように感じます。

まだ観てない方は、ぜひ一度ご覧になってください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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